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ITF、インダストリオール、OECD労働組合諮問委員会(TUAC)が 世界経済回復のために輸出信用機関の支援を求める
2020 年の航空旅客需要は前年比65 %減少、商用航空宇宙機器需要も激減しているため、両産業で数十万人が解雇されている。雇用回復には輸出信用機関の支援が不可欠である。 ITF 、インダストリオール、OECD 労働組合諮問委員会(TUAC )は、OECD 加盟国に対して、以下の調整を強化することで、雇用保護と世界経済の回復に努めるよう、呼びかけている。 航空宇宙および商業航空部門の資金調達問題に対する輸出信用機関の支援 輸出信用機関による人権関連(労働基準やデューデリジェンスを含む)の「共通のアプローチ」の強化 基本的な意思決定プロセスにおける透明性確保と労働組合・NGO の関与
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MVオンダ号の賃金不払い、文書偽造、船員の虐待で再び注目を集めるアミン海運
ルイス・アルベルト・ベロソは、トーゴ籍船のMVオンダ号に乗り組み、無給のまま一年間遺棄されていた4名の船員の一人だ。同船とその乗組員は、カメルーンのドゥアラ港において、賃金未払いで悪名高いアミン海運に遺棄された。 「2019年12月4日からこの船で働いている」とベロソはビデオで訴えた。 「ニジェールに移動した後、一か月は給料が貰えたことをむしろ幸運だったというべきかもしれない。それ以降、現在まで給料の支給は全くない」 同船の船主、レバノンのアミン海運のモハメド・アミンは、乗組員に賃金は支払っていると主張している。 7 名の乗組員のうち 4 名の賃金の領収書で署名が偽造されていたことが判明した
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FedEx – 今こそ労働者に感謝を届けるべき時だ!
時価総額数十億ドル規模のFedEx-TNTが欧州で6,000人を解雇する計画を1月に発表したことを受け、労働者はショックにおののいている。同社の利益を記録的レベルに押し上げたのは正にその労働者なのだ。 欧州運輸労連(ETF)のリビア・スペラ書記長は本日、FedEx-TNTはコロナ禍で世界の物流を動かし続けてきた労働者に感謝するどころか、背を向けたのだと語った。 「FedEx労働者は会社の純利益を3倍に押し上げあることに貢献した。労働者は自分自身と家族を毎日、コロナ感染の危険にさらしながら、サプライチェーンの繋がりを維持してきた。ETFは貪欲な企業の無規制な行動を許容しない
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フィジー政府はフェリー会社の詐欺や権利侵害に介入せよ
フィジーの大手フェリー会社が船員を騙し、賃金不払いを続け た挙げ句、組合に相談した船員を解雇した。解雇された船員は母国から数千キロも離れたところで行き場を失い、ホームレスとなっている。 ガウンダー・シッピングの詐欺 ガウンダー・シッピングはフィリピン人船員20 人以上に適切な賃金・労働条件を与えると騙し、フィジーに向かわせた。そして、船員らがフェリーに乗船すると、約束を60~70 %も下回る賃金しか支払えないと告げた。 船員の多くは帰国のための航空券を買うことができなかったため、1年間の乗船後に送還されるという新たな約束を信じて、働き続けることに同意した。その後、ガウンダー
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中国沖で立往生している船員を救うために船社の行動が求められる
「費用はかかるが、やらなければならないことだ」船員のための国際労働組合組織、ITF は、中国政府によるオーストラリアからの輸入制限により、中国沖で立ち往生している乗組員の本国送還に必要な数百万ドルを船社が負担するよう求めている。 MSC 社はアナスタシア号の乗組員を救うために必要な経費を負担し、日本の港を経由して、6カ月に及ぶ乗組員の「海に浮かぶ刑務所」生活を終わらせた」とITF のパディ・クラムリン会長は語った。 「責任ある船主はMSC に倣い、長らく延期している船員交代を実施すべきだ。費用はかかるが、乗組員の健康、生命、人権を守るためには絶対に必要なことだ」
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ITFファミリーの支援により、イランで拘束されていたタンカーの乗組員が解放される
韓国、ミャンマー、ベトナム、インドネシアの船員10 数名がITF とイランのITF 加盟組合の支援の下、イラン当局から解放され、帰国の途についた。 2021 年1 月4 日、韓国籍タンカー、ハンクク・ケミ号がホルムズ海峡でイラン革命防衛隊に拿捕された。その過程で、韓国人船員5 人、ビルマ人船員11 人、ベトナム人船員2 人、インドネシア人船員2 人が拘束された。 ITF は韓国船員連盟(FKSU )から拘束された船員の支援要請を受けた。 ITF は、2019 年にイラン籍のハピネス1 号乗組員がサウジアラビア当局に拘束された時など
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ウーバーは英最高裁の判決を受けとめ、搾取的なビジネスモデルを放棄すべきだ
英最高裁が19 日、ウーバーの運転手は自営業者ではなく、労働者であるとの判断を下したことを受け、交通運輸労働者2千万人を組織する国際産別労働組合組織の国際運輸労連(ITF )は、ウーバーに搾取的なビジネスモデルを止めるよう呼びかけた。 最高裁が全会一致でウーバーの主張を退けたことで、ウーバーは上訴審を含む4度の裁判全てで敗訴し、長期におよぶウーバーの法廷闘争は終結した。 ITF のスティーブ・コットン書記長は、最高裁の画期的な判決を歓迎し、ウーバーに対して、アプリの背後から姿を現し、世界中のドライバーやライダーを保護するよう呼びかけた。 「原告とその弁護団らを祝福したい
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デリバルーのライダーがオランダの判決で雇用関係を勝ち取る
またしても、料理配達サービスのライダー(配達員)の誤った雇用関係を否定する判決が下された。アムステルダムの控訴裁判所の判決で、デリバルーのライダーが紛れもない従業員であることが確認された。 この判決は、デリバルーのライダーは当該の団体協約で規定された時間給、有給休暇、年金のほか、有給の病気休暇や失業保険などの社会的保護を受ける権利があることを意味する。 2月16 日に出されたこの判決は、ライダーの低賃金は従業員としての分類を正当化するものであるとし、デリバルーがアプリを介して労働者を大幅に管理統制している点も考慮しながら
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