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ディーセントワークのための組織化は持続可能な観光の鍵
2024 年 ITF 世界大会期間中に開催された観光サービス部会総会には、世界各地から組合のリーダーや業界の専門家、諸組織の代表者が結集し、観光部門で働く労働者が直面する課題について議論した。 スティーブ・コットン ITF 書記長は総会の開会にあたり、前回の大会以降、観光部会が発展してきたことを力説し、今後の野心的な目標を掲げた。 「前回の大会からは長い道のりだった
観光産業はグローバル経済の大きな原動力です。コロナ禍前は、世界のGDPの約10%、新規雇用の25%を占めていました。交通運輸は、観光産業の40%を占める最大のサブセクターとして、持続可能な観光の未来を形成する上で重要な役割を担っています。
コロナ禍の壊滅的影響から観光産業が回復するに中で、サステナビリティ、安全衛生、正規雇用への移行、デジタル化が交通運輸労働者の重要課題となっています。
観光産業の労働者の80%は中小企業に雇用されています。それらの雇用の特徴として、不安定である、団体交渉ができない、安全衛生対策が不十分である、非正規雇用が多い、搾取的な労働条件である、等が挙げられます。
観光産業には中小企業が多いもかかわらず、産業を牽引しているのは大手多国籍企業です。労働者は多国籍企業に直接雇用されているわけではありませんが、多国籍企業の意思決定が労働条件に大きな影響を及ぼします。影響力の大きい企業の説明責任を追及することで、あらゆる国の観光労働者の基準を引き上げることができます。
観光産業で働く交通運輸労働者のオルグや労働条件の引き上げに重点を置いています。そのために以下を行っています。
ITFは以下を通じて、持続可能かつ安全で強靭な回復を支援することに重点を置いています。
私たちに影響を与える問題や、労働者の生活と未来の向上を目指す私たちの活動に関する最新ニュースをお届けします。
あらゆる交通運輸労働者の利益を代表するために、産業全体の組合指導者が結集しています。
ITF観光部会には、観光産業で働く交通運輸労働者を組織する組合が加盟しています。