Skip to main content

ブルガリアの公共交通労働者の勝利

ニュース 16 Apr 2019

 ソフィア電気輸送会社とソフィアバス会社のバスおよびトラムの運転手が何ヶ月もの運動の末、両社の賃金水準を合わせるための、2528%の賃上を勝ち取った。 

 運転手らは、ブルガリア交運労連(FTTUB)およびブルガリア独立労組連合(CITUB)を通じて交渉にあたった。

 エカテリーナ・ヨルダノヴァFTTUB委員長は次のように語った。「交通運輸労働者を犠牲にして、政治ゲームをしている者がいるが、我々は実質的な賃上げを達成した。引き続き、労働条件向上と時間外労働の削減を目指して交渉する」

「ソフィアの公共交通事業者4社の全従業員を対象とする、向こう3年間の枠組みに合意し、2022年までの3年間に毎年10%の賃上げを4社の全従業員に確保する」

 FTTUBは、全労働者(運転手、車掌、保守作業員、清掃員、事務員)を新賃金体系に組み込むべきだと主張している。

 また、ソフィア市や4社と次の問題についても協議している。

  • 公共交通労働者に対する暴力を有罪とする法律の制定
  • 乗客や労働者にとっての公共交通の魅力を高める戦略

 ジョン・マーク・マニカITF都市交通委員長は次のように語った。「ITFの“私たちの公共交通”プログラムの目的の1つは、都市交通の労働者と労働組合の力を強化することだ。 FTTUBがその方法-公共交通のモードや職種を超えて、労働者が団結すること-を示してくれた」

Post new comment

Restricted HTML

  • Allowed HTML tags: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • Lines and paragraphs break automatically.
  • Web page addresses and email addresses turn into links automatically.

現場の声

ニュース 28 Jun 2024

チリの労働運動に大きな打撃

 国際運輸労連 (ITF) はチリの全国鉄道旅客貨物輸送労連 (FNTF) のホセ・ ボニン委員長の死去にショックを受け、悲しみに暮れている。  ボニンは 6 月 20 日未明、列車二台の正面衝突事故の犠牲となった。銅 1,346 トンを積載した貨物列車を運転していた。  初期の報道によると、チリ国鉄 (EFE) の試運転列車と私鉄フェパサの貨物列車が衝突した。  ITF のスティーブ
ニュース 記者発表資料 10 Jun 2024

不透明な船籍ビジネスの代償を払わされる船員

紅海で発生した事件は、「便宜置籍船」の増殖を許すことの危険性を示している。 ITF マリタイム・コーディネーターの ジャクリーン・スミス – アルジャジーラ による報道。 4 月 13 日、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍部隊が、ホルムズ海峡でポルトガル船籍のコンテナ船、 MSC アリエス号を拿捕し、乗組員を拘束した。本船はスイスに本社を置くメディタレニアン海運会社が、イスラエルの大富豪エアフ
ニュース 06 Jun 2024

「組合か仕事かどちらかを選べ」と言われた港湾労働者たち

 トルコの港湾労働者は、敵対的な使用者から、自ら組合を選んで加入する権利を攻撃されている。  ボルサン港の港湾労働者は 3 月、港湾労組の リマン・イシュ に加入した。使用者のボルサン・ロジスティック AS はこれを受け、 6 人を解雇した。この6人はその後、地元の政治家の介入により、復職した。  5 月 21 日、同社は労働者が自ら選んだ組合に加入する権利を尊重するという約束を反故にし、 37