1,800万人の交通運輸労働者を組織する国際運輸連(ITF)と使用者団体の国際公共交通連盟(UITP)は、公共交通部門の女性の雇用拡大を目指す協定を締結した。
両者は、ITF加盟組合およびUITP加盟企業と協力しながら、複数の都市で試験的に協定を実施していく。最初の都市が今年後半に発表される。
女性の雇用拡大、機会均等、ディーセント・ワーク促進のための勧告は次の9つの分野にわたる。1)労働慣行とジェンダーの固定観念、2)採用、3)労働環境と設計、4)施設(衛生設備を含む)、5)職場の安全衛生、6)ワークライフ・バランス、7)研修、8)賃金平等、9)企業方針
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ダイアナ・ホランドITF女性委員会議長は、「この画期的な協定は世界中の人々の生活向上につながるだろう。公共交通は我々全ての人にとって不可欠な存在だ。公共交通部門の女性の雇用状況が改善すれば、全ての人にとっての公共交通が改善する。だからこそ、この勧告が重要な意義を持つ。協定の実施は全ての労働者と全ての乗客に利益をもたらす。今こそ行動を起こす時だ。公共交通の労使が協力して、この協定を実施し、真の変化をもたらさなければならない。ITFはUITPと協力しながら、パイロット都市を選定し、全ての人にとって利用価値があり、積極的に女性を活用する公共交通システムを構築していく」と述べた。
セシル・サドーUITP人事部長は、「女性の参加は、組織全体および経営トップのサポートによって、促進、称賛すべきである。“車内(onboard)”だけでなく、“役員会(on the board)”でも女性を増やさなければならない」と述べた。
ITFとUITPの協定のダウンロードはこちら: https://www.itfglobal.org/en/reports-publications/itfuitp-positive-employer-gender-policy
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