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世界海事デー:船員交代の危機が発生してから半年が経過。強制労働の蔓延が懸念される
ITF は、コロナ禍に伴う出入国制限や移動制限により、多くの船員が自らの意思に反して船内に閉じ込められている状況は、強制労働や現代奴隷制のリスクを生み出していると訴え、問題解決に向けて行動を起こさない政府を強く非難した。 ITF のスティーブ・コットン書記長は、 2020 年 9 月 24 日の世界海事デーに、船員交代の問題が半年経った今も解決せずに深刻化している状況に、世界の 165 万人の船員が落胆していると語った。 現在、 40 万人の船員が乗船継続を余儀なくされており、また、同数の船員が乗船の機会を待ちながら、自宅で失業状態となっていると見込まれている。
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正義の勝利:港湾労働者のリオ・ウィジャヤが解放される
インドネシアの裁判所が リオ・ウィジャヤに無罪の判決を下したという素晴らしいニュースが届いた。リオ・ウィジャヤは昨年、雇用主のハッチンソンをインターネット上で攻撃したという無実の罪で起訴されていた。 ITF 港湾部会とリオが所属するSP JICT 労組は、この間、大きなストレスを抱えながらも、一瞬たりともその信念を曲げることはなかった。 ITF はリオの正義の闘いを100 %支持してきた。 リオの解放を要求する運動を積極的に支援してきたITF のパディ・クラムリン会長兼港湾部会議長は次のように語った。 「重要な判決が出されたことを歓迎する。だが、これほどまでに闘う必要はなかったはずだ
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ITF海事安全委員会の新報告書:コロナ禍によるコスト削減は死亡事故や環境破壊を引き起こす
ITF は、コロナ禍による海運業界のコスト削減策が継続あるいは永続化した場合は、海難事故や環境災害が増加すると強く警告している。 この警告は、 ITF 海事安全委員会が本日発表した報告書「 限界を超えて-コロナ禍によるコスト削減策が国際海運にもたらす大きなリスク- 」の中で発せられている。 報告書の著者の一人で、ITF海事安全委員会の議長を務めるオッド・ルーン・マルタードは、必要な理由からではなく、便宜的な理由から安全を後回しにする業界(旗国を含む)の持続不可能な傾向をこの報告書は示していると説明し、次ように語った。 「業界の中には、重要な国際ルールの適用除外や全面停止を求める者もいる
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ヘイトクライム(憎悪犯罪)のパレスチナ人犠牲者のための正義追及を歓迎する
イスラエルの裁判所は、パレスチナ人の幼児とその両親を殺害した3人に終身刑を言い渡し、殺害は「綿密に計画され、過激なイデオロギーと人種差別から生じた」と述べた。 2015 年 7 月、ヨルダン川西岸のダワブシェ家はイスラエル人過激派に放火された。アミラム・ベン・ウリエルはダワブシェ家の家族が寝ている間に、窓から火炎瓶を投げ、 3 人を殺害し、1人に重度の火傷を負わせた。 ITF のパディ・クラムリン会長とスティーブ・コットン書記長は、同年末にイスラエルおよびパレスチナの組合視察の一環として、ダワブシュ家の親族を訪問し、国際社会と共に正義を訴えていくことを約束した。アミラム・ベン・ウリエルは
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SG-STAR基金:船員交代のための各国の取り組みを支援する初の官労使グローバル・イニシアチブ
ITF 、国際海事使用者委員会( IMEC )、国際海運会議所( ICS )、シンガポール海事港湾庁( MPA )、シンガポール海運協会( SSA )、シンガポール商船職員組合( SMOU )、シンガポール船員組合( SOS )の合同プレスリリース ITF と IMEC は、船員交代の最良慣行を導入する国を支援するための「シンガポール海運官労使アライアンス・レジリエンス( SG-STAR )基金」に 50 万米ドルを寄付した。この基金は、シンガポール海事港湾庁( MPA )、シンガポール海運協会( SSA )、シンガポール商船職員組合( SMOU )、シンガポール船員組合( SOS )が
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コナン・クアシ・ブルーノ(CNDD、コートジボワール)の暗殺
コートジボワールのITF 加盟主要港湾労組、CNDD の同志、コナン・クアシ・ブルーノの暗殺の知らせを聞き、我々は悲しみと怒りを覚える。 現在捜査が行われているとのことだが、暗殺が疑われていることに大きな懸念を抱いている。 ITF 港湾部会は直ちにCNDD に連帯を表明するとともに、遺族に哀悼の意を伝えた。 コナン・クアシ・ブルーノは熱心な組合活動家で、真の国際主義者だった。2018 年のシンガポール大会で加盟組合をまとめ、大きな影響力を発揮していたのがつい昨日のことのように思われる。先月も、コートジボワールITF 加盟組合協議会の会議で交通運輸労働者の計画を策定していた。
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英国等で船員交代の機会をとらえよ
韓国籍船のミャンマー人船員 7 人が英国経由で本国送還された事例は、コロナ禍においても船員交代が可能であることを示しているが、雇用主の決意が必要だとリバプール拠点のトミー・モロイ ITF インスペクターは語った。 ヒュンダイ・タコマ号の乗組員は契約を終え、 ITF に本国送還の支援を求めた。雇用主の HMM オーシャン・サービスは、乗組員の母国ミャンマーへの送還が困難だったため、契約延長を望んでいた。 「乗組員はもともとヒューストンのシュエ・ツン・アウン ITF インスペクターに支援を要請した。本船はサザンプトンに寄港する予定で、7人はサザンプトンでの下船を希望していた
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船員8人が1年超の乗船の後、フィリピンに帰国
船員8人が1年超の乗船の後、フィリピンに帰国 ITF の介入を経て、1年4カ月もの乗船を余儀なくされた船員1人が帰国を果たした。 ばら積船ウェスタン・アイデ号の別の乗組員7 人も、ITF の支援を受け、本国送還された。7 人は海上労働条約(MLC )で規定される最長乗船期間の11 か月を上回る13 か月間乗船していた。 乗組員1人が、本船がカナダからブラジルに向かう途中にITF に支援を要請してきたとブラジルのITF 加盟CNTTL 労組に所属するアリ・ジニITF インスペクターは説明した。 MLC は、船員は契約満了後に雇用主負担で帰国する権利があると規定する
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船員交代のハブとなったケニア
ケニアで船員交代のガイドラインが初めて実施される日、 ITF のベティ・マケナ・ムツギインスペクターは、午前 6 時までにモンバサ港に到着するよう、午前 4 時に目覚まし時計をセットした。 ベティは、アルファ・ロジスティクスでウクライナ人船員2人とルーマニア人船員1人が一般貨物船ペトラ II 号から下船するのを待った。 「家に帰れるの?」「いつ?今日?」彼らはベティに尋ねた。喜びのあまり飛び跳ねる者もいた。 モンバサ港では、 2020 年 7 月 21 日以降、大型貨物船 18 隻とクルーズ船1隻の船員 100 人強が下船し、空路で帰国した。 「乗下船する船員たちは皆
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