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crew change crisis

ニュース 記者発表資料 23 Oct 2020

船員交代問題で日本の自動車船、メルボルンで拘束される

国際運輸労連( ITF )が関与したことで、日本の自動車輸入船がオーストラリア・メルボルン港の海運当局の監視の目をくぐることができなかった。今週初め、本船は長城汽車(グレートウォール)、現代自動車、起亜自動車、スバル等の自動車をオーストラリアまで輸送してきた。  パナマ籍のこのメティス・リーダー( Metis Leader )号に乗り組む船員の多くが、海事労働条約( MLC )のもと
ニュース 19 Oct 2020

新人ITFインスペクター、未払賃金回収と船員の本国送還に成功

8月、パナマ籍船の曳航船「ディアブロス・フォース号」が黒海上にあるルーマニアの造船所からノルウェーまで船を輸送する契約で、ギリシアのピエレウスを出港した。ところが、同船の運航中に、乗組員の家族がノルウェーのITFインスペクターに連絡を取り、乗組員が契約に記された賃金を支払われていないことを伝えた。 そこで、ノルウェーのベルゲンを拠点に活動する新任のITFインスペクター、シベール
ニュース 09 Oct 2020

ITFとJNGの共同声明:船員の権利と船員交代問題について

 海運は世界貿易の9割を担っている。歴史的にも、国家経済や国際社会の発展に不可欠な存在だった。コロナ禍においても、海運はグローバル経済の血流として機能し続け、数十億人の雇用を含めた今後の経済回復のカギを握っている。   しかし、我々海運業界が世界に必要物資を運び続けられるのは、船内の労働条件が国際規則に則っている場合のみである。なぜならば、国際規則によって
ニュース 05 Oct 2020

ICAO新ガイダンスにおいて航空労働者と船員の利益を最優先させる

 ITFは、国際民間航空機関(ICAO)の新ガイダンスが航空労働者と乗客の安全を最優先させることを提唱するとともに、航空会社が船員交代問題への対応を強化するよう訴えてきた。   ITFのガブリエル・モチョ・ロドリゲス民間航空部長は、新ガイダンスがいかに航空労働者の安全性を向上させ、安全な旅客運送の再開に貢献するかについて語った。   「コロナ禍で航空業界がほぼ完全に停止する中
ニュース 01 Oct 2020

「助けて下さい。食料がない。賃金もない」 遺棄されたベトナム人船員が組合の支援を受けて帰国を果たす

 衝撃的な写真だ。「 Help us. No food. No salary (助けて下さい。食料がない。賃金もない)」南シナ海の暖かい海水に浮かぶタンカーの船体に走り書きされた乗組員の必死のメッセージだ。このタンカーは「海に浮かぶ刑務所」と化していた。   ベト・チン 01 号のベトナム人乗組員は、帰国のためのフライトと政府の許可を2か月間も待った末に、ついに帰国を果たした。   ベト・チン
ニュース 記者発表資料 28 Sep 2020

世界海事デー:船員交代の危機が発生してから半年が経過。強制労働の蔓延が懸念される

 ITF は、コロナ禍に伴う出入国制限や移動制限により、多くの船員が自らの意思に反して船内に閉じ込められている状況は、強制労働や現代奴隷制のリスクを生み出していると訴え、問題解決に向けて行動を起こさない政府を強く非難した。   ITF のスティーブ・コットン書記長は、 2020 年 9 月 24 日の世界海事デーに、船員交代の問題が半年経った今も解決せずに深刻化している状況に、世界の 165
ニュース 記者発表資料 24 Sep 2020

ITF海事安全委員会の新報告書:コロナ禍によるコスト削減は死亡事故や環境破壊を引き起こす

 ITF は、コロナ禍による海運業界のコスト削減策が継続あるいは永続化した場合は、海難事故や環境災害が増加すると強く警告している。  この警告は、 ITF 海事安全委員会が本日発表した報告書「 限界を超えて-コロナ禍によるコスト削減策が国際海運にもたらす大きなリスク- 」の中で発せられている。  報告書の著者の一人で、ITF海事安全委員会の議長を務めるオッド・ルーン・マルタードは
ニュース 記者発表資料 23 Sep 2020

SG-STAR基金:船員交代のための各国の取り組みを支援する初の官労使グローバル・イニシアチブ

ITF 、国際海事使用者委員会( IMEC )、国際海運会議所( ICS )、シンガポール海事港湾庁( MPA )、シンガポール海運協会( SSA )、シンガポール商船職員組合( SMOU )、シンガポール船員組合( SOS )の合同プレスリリース  ITF と IMEC は、船員交代の最良慣行を導入する国を支援するための「シンガポール海運官労使アライアンス・レジリエンス( SG-STAR )基金
ニュース 16 Sep 2020

英国等で船員交代の機会をとらえよ

 韓国籍船のミャンマー人船員 7 人が英国経由で本国送還された事例は、コロナ禍においても船員交代が可能であることを示しているが、雇用主の決意が必要だとリバプール拠点のトミー・モロイ ITF インスペクターは語った。   ヒュンダイ・タコマ号の乗組員は契約を終え、 ITF に本国送還の支援を求めた。雇用主の HMM オーシャン・サービスは、乗組員の母国ミャンマーへの送還が困難だったため