国際運輸労連(ITF)のスティーブ・コットン書記長も、ダボスで開催されている2020年世界経済フォーラム (WEF)の会場でインタビューにお答えできます。
ITFはジャーナリストの皆様をコットンITF書記長とのインタビューにご招待します。ダボス会議の主要テーマに絡めながら、世界の交通運輸労働者を支援するためにITFが行っている活動について書記長がお話しします。
人:国際運輸労連(ITF)のステーブ・コットン書記長。ITFは世界147か国で2,000万人の労働者を組織しています。
時間: 2020年1月22-24日
場所:世界経済フォーラム・メディアセンター
主な課題
持続可能な交通運輸 交通運輸は世界全体でエネルギー関連で排出されている温室効果ガスの約4分の1を占めています。経済全体の脱炭素化は、使用者と労働組合の協力、交通運輸への投資、政府のリーダーシップを基本に進められるべきです。
社会と仕事の未来 テクノロジーは世界経済と交通運輸産業で働くあらゆる労働者の生活を混乱させています。 ITFは、デジタル化、「ギグエコノミー」、自動化、技術革新についての議論に影響力をもっていますが、これは現在の労働者と将来の労働者がともに仕事の未来の中心的存在になれるよう担保するためです。
人間が技術を管理すべきで、技術が人間を管理すべきではない 人間が人間に関するデータを所有し、それが生み出す利益を共有する必要があります。新技術は雇用を創出し、人間の生活を改善するものでなければなりません。
より良いビジネス-サプライチェーンの説明責任 自社のグローバル・サプライチェーン全体を見た時に、どこかで労働者の搾取が起きている場合、当該の多国籍企業は搾取に関する問い合わせに答え、説明する責任を負っています。サプライチェーンでの搾取を終わらせるために必要な精査を職場で提供できるのは労働者と組合だけです。
より良いビジネス-ビジネスと人権 企業の人権関係の義務について現在、説明責任が果たされていない事態に対処するため、世界は今、ビジネスと人権に関する強力かつ国際的拘束力のある条約を必要としています。これには、国のレベルで人権が守られているかを強制的に精査する法律を各国が策定することも含まれます。
より公平な経済-良い貿易とは透明性の高いもの 中国の一帯一路構想に基づく取り組みがグローバル・サプライチェーンを再構築しています。労働者や関係する地域社会は、そうした取り組みの計画づくり、投資、開発、運営に参加し、説明責任と持続可能性を実現しなくてはなりません。
地政学を超えて-職場での暴力と嫌がらせに関するILO190号条約 暴力、嫌がらせ、性別に基づく職域分離が日常茶飯事となっている交通運輸労働者は何百万人もいます。労働組合は労働者の保護を訴え、各国政府にILO190号条約の批准と実施を求めています。
より公平な経済-航空は拡大しているが、賃金と労働条件は低下している 下請け先でのインフォーマル労働は既に航空産業の新たな標準になりつつあります。こうした底辺への競争において、労働者の権利と乗客の安全は真っ先に軽視されます。航空会社にはこれを変える力があります。
カボタージュ法はブルーエコノミーの基盤 海事経済は、持続可能性、安全性、雇用の拡大、労働者の権利の間の連携が取れていることをベースに構築されています。国家海事カボタージュ法により、船員のための適正労働(ディーセントワーク)が維持されています。カボタージュ法の緩和はブルーエコノミーや国際貿易にとって大きな脅威となります。
さらに詳しいことは下記宛てにご連絡頂き、コットン書記長とのインタビューを設定してください:
アンディ・カーン・ゴードンkhan-gordon_andy@itf.org.uk, mob/WhatsApp +44 (0) 7711 356 964
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