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2020年の「船員の日」に関するITFの声明

ニュース

 今日は船員を祝福する「船員の日」だ。しかし、今年は世界の船員が政府に失望させられ続けている。祝うべきことは無いに等しい。

  世界の船員140万人を組織するITFは、「船員の日」を認識しているものの、今年は、船員が受けるに値する尊敬を与えられてから祝うことにしている。

 世界の船員は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために国境を閉ざしたままの各国政府に忘れられ、失望させられている。ポートステート、旗国、通過国、そして母国政府さえもしかるべき対応をしていない。

 世界の20万人以上の船員が、契約満了後に帰国する権利を奪われ、下船できずにいる。必要な治療を受けたり、上陸したりすることすら許されないでいる。船員にも他の人間と同じように権利がある。

 彼らは疲弊している。大勢の船員が身体的・精神的な限界を超えている。

 船員交代の危機は人道危機だ。

 彼らはプロだ。世界の人々の幸福と繁栄に貢献する自らの仕事を誇りに思っている。いつか各国政府が目を覚まし、自分たちの貢献を認識し、自分たちが当然受けるべき尊厳と尊敬をもって対応してくれると期待しているが、残念ながら、今日はその日ではない。

 今日は祝うべき日ではない。はるかにまともな処遇を受けるべき船員が失望させられ続けている現実を振り返る日だ。 ITFと組合は彼らの側にいる。もう限界だ。

現場の声

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英国の鉄道の再国営化:労働組合の声

労働党政権による鉄道再国営化の決定は、民営化という世界的な潮流からの重要かつ歓迎すべき転換である。再国営化は「第 4 次鉄道パッケージ」等の EU 指令に組み込まれた EU の政策アジェンダとの決裂をも意味する。  この政策転換は、 ITF 加盟鉄道労組-全英鉄道海事交運労組( RMT )、機関車技師・機関助手協会( ASLEF )、交通運輸従業員組合( TSSA )-