シンガポール世界大会以降初の青年委員会が開催され、世界大会で合意された活動計画の実施について議論した。
クロアチア船員組合(SUC)の招聘により、クロアチアのスプリットで開催された青年委員会には、世界中の青年労働者を代表する委員が参集した。
3日間にわたり、健康・福利をオルグのツールとすることや、他の国際産別組織(GUF)と関係を構築することについて議論した。
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委員会に参加したスティーブ・コットンITF書記長は次のように語った。「クロアチアは、青年委員会共同議長の母国であるとともに、ITFの活動全般で重要な役割を果たしている。青年委員会がスタートを切る場所として実に相応しい。委員全員が出席できたのはこれが初めてだ。青年活動に対する加盟組織のコミットメントが表れている。
この3日間で、今後5年間の活動の基盤が形成される。青年委員会が成果を出せば、ITFの他の部門もこれに倣う。青年はITFに永続的な変化をもたらす。青年独自の見方、経験、熱意によって、ITFを次のレベルに引き上げてくれるだろう」
ベーカー・クンダギITF青年部長は、「クロアチアで青年委員会を開催できて嬉しく思う。SUCに感謝する。ITF青年委員会は、今後5年間で、政策統合、デジタル格差、プラットフォーム労働、訓練・再訓練、インフォーマル部門の組織化等の重要課題に対応していく。長期的な目標を視野に、これらの課題に取り組んでほしい」と述べた。
SUCのネベン・メルバン書記長は、「クロアチアには25,000人の船員が存在し、毎年、約500人の新人船員が誕生している。彼らを支援するのがSUCの役割だ。SUCのカデット(見習い船員)や研修生の市場価値を高めるとともに、クロアチア人船員のために良好な労働条件を確保するべく、政府と協力している。
ITFのあらゆる部門の青年労働者と経験を共有し、共に活動できることを誇りに思う。産業の垣根を越えて、SUCは青年労働者を支援していく」と述べた。
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