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ICTSIターミナルを組織するレオナルド・エスカラ委員長の殺害に関するITF の声明

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 我々ITFは、ICTSIのマニラ国際コンテナターミナルを組織するNMPI-ICTSIのレオナルド・エスカラ委員長の暗殺に驚愕し、落胆している。

 27日午後720分頃、レオナルド・エスカラと4歳の姪が、トンド(マニラ)の自宅前で何発もの銃弾を受けた。犯人はスクーターで逃走した。エスカラはその1時間後に病院で死亡、背中を撃たれた姪は現在も病院で治療を受けている。

 ITFのパディ・クラムリン会長兼港湾部会議長は、犯人は法の裁きを受けるべきであるとし、次のように語った。

 「組合の指導者が家族と共に暮らす自宅前で公然と殺害された。レオナルド・エスカラは、労働者と組合のより良い未来のために立ち上がったために暗殺されたように思われる。我々はNMPI-ICTSIに連帯する」

 「この卑怯な暗殺と4歳の姪に対する銃撃を非難する。我々の心は、悲しみに暮れる彼の家族や彼が愛した人々と共にある。世界中のITFファミリーの心からの哀悼の意を表する」

 「フィリピン当局がこの凶悪犯罪の加害者を早急に特定し、迅速に訴追することを求める。レオナルドと彼の家族の正義のために、フィリピン政府は直ちに行動を起こすべきだ」

 「フィリピン警察当局は、労働者や組合指導者を保護する方法を直ちに見直し、犯罪の不処罰を終わらせ、暴力、脅迫、恐怖のない環境で結社の自由を全面的に行使できる風土を促進しなければならない」

 「フィリピンで多くの組合活動家が殺害され、犯人が法の裁きを免れていることに関して、ILOは数々の決定や意見表明を行っている。ITFはフィリピン政府がILOの三者構成のハイレベル調査団を早急に受け入れるよう繰り返し求める」

 国際労働組合総連合(ITUC)の「世界権利指標」2020年版は、組合員が暴力、脅迫、殺人の危険に直面しているとして、フィリピンを労働者にとって最悪の国の1つに挙げている。レオナルド・エスカラが殺害されたことで、ドゥテルテ政権下で暗殺された、労働者の権利擁護者の数は少なくとも44人になった。

 「組合活動は犯罪ではない。労働者には、組合に加入したり、組合を結成したりする権利がある。レオナルド・エスカラは、仲間の港湾労働者たちがこれらの権利を行使するのを手助けしていた。そして、そのリーダーシップのために、冷血な方法で殺害されたように思われる。暴力や弾圧は許してはならない。正義を守らなければならない」とITUCのシャラン・バロウ書記長は語った。

 

 

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