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ITF書記長は国際民間航空機関(ICAO)の新理事長に書簡を送り、理事長就任を祝すとともに、両組織の一層の協力に期待すると述べた。
新理事長に選出されたイタリアのサルバトーレ・シャッキターノは、ナイジェリアのオルムイワ・ベナール・アリウ前理事長の後任として、2020年1月から3年間の任務を開始する。
ITFのスティーブ・コットン書記長はシャッキターノ新理事長に宛てた書簡の中で、次のように述べた。「ITFとICAOの協力関係には長い歴史がある。ここ5年間、ITFはICAOでの影響力確保のために大きな投資をしてきた」
「さらに、ITF加盟航空労組は、国連持続可能な開発目標(SDGs)の実施に対する労働者の独立的な見解をまとめる作業に取り組んできた。よって、ICAOが持続可能な開発のための2030アジェンダに最大限に貢献するために、両組織が協力できる範囲は広い。また、ヒューマン・ファクター(人的要因)のアプローチを強化し、航空の安全・安定を確保する上でも両者の協力は欠かせない」
ICAOによると、シャッキターノ理事長は航空業界で39年のキャリアを持ち、欧州民間航空会議(ECAC)やイタリア航空規制当局での勤務経験もある。
ICAOは国際航空運送の規則機関であり、カナダのモントリオールに本部を置いている。ITFは最近、ICAO関連の活動を強化するために、モントリオールにICAO連絡事務所を設置した。
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