Skip to main content

下請け運転手が労働者の権利確保をリオティントに訴える

ニュース

 NFIは、ロサンゼルスの様々な顧客に道路輸送や倉庫関連のサービスを提供している。劣悪な労働条件で悪名高いNFIについては、賃金・労働条件をめぐる争議、訴訟、公的機関への不服申立てが絶えない。これらの問題は、NFIが運転手を従業員ではなく独立請負業者と意図的に分類していることに関連している。

 今週、ITF加盟チームスターが組織するNFIの運転手が、NFIに基準改善を求める様々な取り組みを行った。12日、労働者と組合指導者から成る代表団が、NFIの大手顧客であるリオティントのロンドン支社を訪問し、行動を求めた。

 リオティントの行動規範には、サプライチェーンにおける労働者の基本的権利保証が明確に規定されている。2019年4月に開催されたリオティントの株主総会で、NFIがこの行動規範に違反している点を組合から指摘され、リオティント経営陣は対応を約束したが、これまでのところ、何の行動もとっていない。

 リオティント経営陣は、チームスター労組やITFの代表者と面会し、自社のサプライチェーンにおける問題について生産的な対話を行うことで合意している。労働者の権利違反の問題について、リオティントが行動を起こすことが期待される。

 チームスターのオルグ・ディレクターであるジェフ・ファーマーは、「NFIは労働者を馬鹿にしている。ストや訴訟を次々に起こされていることがそれを表している。今週、我々はNFIに対して、NFIの顧客は労働基準を遵守する責任を十分認識している旨、告げた」と語った。

 ITFのスティーブ・コットン書記長は、「輸送サプライチェーンのトップに位置する企業は、彼らの利益に貢献する全ての労働者に責任があることを認識するべきだ。リオティントが自社の行動規範を履行し、NFIにも従わせることを期待する」

{"preview_thumbnail":"/sites/default/files/styles/video_embed_wysiwyg_preview/public/video_thumbnails/WCYm5xlHBZY.jpg?itok=zZgD-eLA","video_url":"https://youtu.be/WCYm5xlHBZY","settings":{"responsive":1,"width":"854","height":"480","autoplay":0},"settings_summary":["Embedded Video (Responsive)."]}

ITF のノエル・コード内陸運輸部長は、チームスターに所属するNFIの運転手に連帯のメッセージを送った。

 

現場の声

ニュース

南米大陸横断回廊のトラック運転手を保護するILO勧告

南米大陸横断回廊の道路運送を持続可能にする画期的な勧告を ILO が発表  この ILO 勧告 は南米大陸横断回廊を走行するトラック運転手の労働条件・安全衛生向上のための具体的な計画を示したもので、南米の ITF 加盟組合、使用者団体、各国政府の合意の成果である。  チリ、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルを横断するこの回廊は、輸送コストの削減と雇用機会の拡大を通じて
ニュース

ITFの女性が世界を動かす!

ジェンダー平等が約束ではなく、実践される世界を築く  2024 年 10 月の大会での選出以降、初の女性委員会が今週2日間にわたり開催され、活発な議論と意見交換を経て、向こう5年間の優先事項が確認された。  連帯と女性のリーダーシップというテーマがすべての議論に貫かれ、女性交通運輸労働者のために成果を実現し、強力で平等な組合を構築する活動計画の基礎が固められた。  ジェンダーに起因する賃金格差