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2021年5月19日配信
新長距離LCCのノースアトランティックエアウェイズとITFは、欧州および米国の将来的な客室乗務員と乗員の団体協約締結を視野に組合承認協定を締結し、良好な労使関係と対話の文化を持つ航空会社を築くことにコミットした。両者は、今日の航空産業は過去から生まれているものの、将来にわたり持続可能性を確保するためには、新たな取り決めが必要であることを理解している。
ITFのスティーブ・コットン書記長は次のように語った。「米国・英国の組合およびノースアトランティックエアウェイズとの交渉を経て、世界全体をカバーするメカニズムが全関係者に強く求められていることが明確になった」
「全関係者が最初にコミットしたことの実現に努める。航空産業におけるコンプライアンスのメカニズムや新たな基準を構築していく」
ノースアトランティックエアウェイズのビョルン・トーレ・ラーセンCEOは、「協定締結を歓迎する。30年以上にわたり海事産業の組合と協力してきた経験から、対話が全関係者にとって有益であることが分かっている。我々は、全ての従業員と顧客のために収益性の高い航空会社を築き上げるという目標を共有している」
コミットメントの一つとして、年次協議会に組合が平等のパートナーとして参加することになった。国際労働基準および国連グローバルコンパクト原則の尊重や独自の訓練プログラムの実施により、世界中で協定を効果的に履行させることができるだろう。