Skip to main content

ノースアトランティックエアウェイズとITFが組合承認協定を締結

ニュース 20 May 2021

2021年5月19日配信

 新長距離LCCのノースアトランティックエアウェイズとITFは、欧州および米国の将来的な客室乗務員と乗員の団体協約締結を視野に組合承認協定を締結し、良好な労使関係と対話の文化を持つ航空会社を築くことにコミットした。両者は、今日の航空産業は過去から生まれているものの、将来にわたり持続可能性を確保するためには、新たな取り決めが必要であることを理解している。

 ITFのスティーブ・コットン書記長は次のように語った。「米国・英国の組合およびノースアトランティックエアウェイズとの交渉を経て、世界全体をカバーするメカニズムが全関係者に強く求められていることが明確になった」

 「全関係者が最初にコミットしたことの実現に努める。航空産業におけるコンプライアンスのメカニズムや新たな基準を構築していく」

 ノースアトランティックエアウェイズのビョルン・トーレ・ラーセンCEOは、「協定締結を歓迎する。30年以上にわたり海事産業の組合と協力してきた経験から、対話が全関係者にとって有益であることが分かっている。我々は、全ての従業員と顧客のために収益性の高い航空会社を築き上げるという目標を共有している」

 コミットメントの一つとして、年次協議会に組合が平等のパートナーとして参加することになった。国際労働基準および国連グローバルコンパクト原則の尊重や独自の訓練プログラムの実施により、世界中で協定を効果的に履行させることができるだろう。

 

現場の声

ニュース 28 Jun 2024

チリの労働運動に大きな打撃

 国際運輸労連 (ITF) はチリの全国鉄道旅客貨物輸送労連 (FNTF) のホセ・ ボニン委員長の死去にショックを受け、悲しみに暮れている。  ボニンは 6 月 20 日未明、列車二台の正面衝突事故の犠牲となった。銅 1,346 トンを積載した貨物列車を運転していた。  初期の報道によると、チリ国鉄 (EFE) の試運転列車と私鉄フェパサの貨物列車が衝突した。  ITF のスティーブ
ニュース 記者発表資料 10 Jun 2024

不透明な船籍ビジネスの代償を払わされる船員

紅海で発生した事件は、「便宜置籍船」の増殖を許すことの危険性を示している。 ITF マリタイム・コーディネーターの ジャクリーン・スミス – アルジャジーラ による報道。 4 月 13 日、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍部隊が、ホルムズ海峡でポルトガル船籍のコンテナ船、 MSC アリエス号を拿捕し、乗組員を拘束した。本船はスイスに本社を置くメディタレニアン海運会社が、イスラエルの大富豪エアフ
ニュース 06 Jun 2024

「組合か仕事かどちらかを選べ」と言われた港湾労働者たち

 トルコの港湾労働者は、敵対的な使用者から、自ら組合を選んで加入する権利を攻撃されている。  ボルサン港の港湾労働者は 3 月、港湾労組の リマン・イシュ に加入した。使用者のボルサン・ロジスティック AS はこれを受け、 6 人を解雇した。この6人はその後、地元の政治家の介入により、復職した。  5 月 21 日、同社は労働者が自ら選んだ組合に加入する権利を尊重するという約束を反故にし、 37