今月末にフィリピンの首都マニラで開催される「ITF船員エキスポ」の参加登録が本日から始まった。
世界の船員の声を代弁してきたITFの長い歴史の中で、この大規模な海事イベントが開催されるのは今回が2度目となる。
このエキスポは、船員の権利、ITFとその加盟船員組合が、世界の船員を支援する上で重要な役割を担っていることを船員に伝えることを目的としている。
エキスポは、船員とその家族にとって、無料で楽しく参加できる、学びの多いイベントであり、3日間で約5,000人が会場を訪れるだろう。
参加者は、ゲーム、景品、賞品、食事をともに楽しむことができる。
また、バスケットボールや歌やダンスのパフォーマンスなどでタレント性を競う「タレントクエスト」など、船員を楽しませ、船員が自らの権利について学び、権利を守ることを奨励する活動も準備されている。
このイベントは家族で楽しめるものだが、船員に積極的に情報を提供し、教育することに明確な焦点が当てられている。参加には有効な船員手帳番号(フィリピン人船員の場合はSIRB/SRB)が必要となる。
このエキスポでは、変化する海事産業について船員が学び、収入を得る機会を紹介し、国際的な専門家が指導やワークショップを行い、船内で幸福かつ健康に過ごすための教育を行う。
また、船員は、必要な時に船員とその家族を支援するために利用できる国内外の主要な福祉支援組織についても知ることができる。ITF船員トラストは、このエキスポに参加する慈善団体や福祉団体の1つだ。
3日間にわたるエキスポは、IMO公式の「船員の日」である6月25日(日)に行われる、船員を讃える祝賀イベントでクライマックスを迎える。
国際運輸労連(ITF)は、地元のITF加盟組合、AMOSUP、APSU、PWUPから大きな支援を受けてこのイベントを主催する。喜ばしいことに、ITF加盟船員組合のJSU(日本)、NSU(ノルウェー)、Ver.di(ドイツ)も参加する予定だ。
フィリピン人だけでなく、全ての国籍の船員が参加できる。
登録はこちらから: www.itfseafarers.org/expo