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空港労働者の一連の行動がスタート

ニュース

 9月1日、カナダのトロント空港労働者協議会は、「労働者の日」の記念行事として、国政選挙に先立ち、党派を超えた政治家の座談会を開催した。ピアソン国際空港で開催されたこの公開イベントに参加した労働者は、自由党、新民主党、緑の党の候補者に対して、不安定雇用、契約の切り替え、連邦生活賃金等の問題について問いただした。

 タイでは、ITF加盟ウィングスパン労組(WWU)が、企業別組合から全ての空港労働者を代表する産別労組への転換を発表した。雇用主に関係なく、タイの全ての空港労働者がWWUに加入できるようになった。空港労働者の力の細分化を克服し、職種を越えた労働者の力の結集を目指す上での重要な第一歩だ。

 インドネシアでは、IKAGIが組織する客室乗務員が引き続きガルーダ・インドネシア航空の組合つぶしと闘っている。IKAGIのジャッキー・ツワナコッタ書記長は、ガルーダ経営による組合財政の攻撃により、トロントへの連帯訪問を阻止された。カナダとタイの組合は、世界の他のITF加盟組合と共に、ガルーダの行動を非難し、インドネシアの法律に基づき基本的労働組合権を確保しようとするIKAGIへの支援を約束した。

 機内食ケータリングのLSGスカイシェフの労働者は今週後半にフランクフルトとロンドンに結集し、賃金・労働条件向上計画の調整や、ルフトハンザグループによるLSGの売却計画について議論する。先月、LSGスカイシェフの顧客であるアメリカン航空本社前で行動を起こしたUNITE 組合員58人が市民的不服従で逮捕されている。

 ITFは数年前から、空港組織化プログラムや民間航空部会を通じて、地域および全国規模のキャンペーンの調整を積極的に行っている。ITFは雇用主に公正な処遇を求める空港労働者の活動を支援し続ける。

現場の声

ニュース

英国の鉄道の再国営化:労働組合の声

労働党政権による鉄道再国営化の決定は、民営化という世界的な潮流からの重要かつ歓迎すべき転換である。再国営化は「第 4 次鉄道パッケージ」等の EU 指令に組み込まれた EU の政策アジェンダとの決裂をも意味する。  この政策転換は、 ITF 加盟鉄道労組-全英鉄道海事交運労組( RMT )、機関車技師・機関助手協会( ASLEF )、交通運輸従業員組合( TSSA )-