国際運輸労連(ITF)は本日、国連の「パレスチナ人民連帯国際デー」にあわせて、「パレスチナ連帯基金」を設置し、パレスチナの労働者とその家族に緊急支援と長期的な支援を行うこととしました。
ITFは、不正と暴力に立ち向かい、権利、民主主義、平等、平和を推進してきた誇り高き歴史があります。
ITFのパディ・クラムリン会長のコメント:「私たちは長年にわたりパレスチナの組合と共に活動し、正義、尊厳、平和を求めて闘う彼らに連帯してきました」「残虐な占領、追放、非人間的な攻撃は終わらせなければなりません。パレスチナ人は自由であるべきです」
「今、戦闘休止と人質・囚人の帰還に安堵しているところですが、恒久的な停戦と和平の実現を改めて訴えます。私たちはパレスチナの仲間たちへの支援を約束します。彼らは前例のない砲撃を受け、生命、土地、生活を破壊されています」
11月29日の国連「パレスチナ人民連帯国際デー」は、パレスチナの人々が自決権等の不可侵の権利を未だ手にしてていないことを私たちに認識させるものです。
今年の「パレスチナ人民連帯国際デー」は、パレスチナの人々にとって、計り知れない苦しみの最中にやってきました。イスラエルによるガザへの無差別砲撃によって、数千人の命が奪われ、数百万人が行き場を失っています。ヨルダン川西岸では暴力の激化で数百人が殺害されました。30人以上の国連特別報告者がパレスチナ人大量虐殺のリスクを警告しています。
今、私たちはこれまで以上に、パレスチナの仲間たちの連帯要請に応えようとしています。
ITFのスティーブン・コットン書記長のコメント:「パレスチナ連帯基金」はパレスチナ労働組合総連盟(PGFTU)と緊密に協力しながら、アラブ地域の交通運輸労組とともに、国際的に認められた人道支援組織を通じて、ガザのパレスチナ人の仲間たちに人命救助に必要な物資を届けるためのものです。エジプトの運輸労組も救命物資をできるだけ多くのトラックに積み込むことを約束してくれています」「また、緊急救援、長期的な復興、 パレスチナ人労働者の社会保護に焦点を当てたILOの3段階のプログラムを実施するためのILO緊急資金援助要請にも協力します。
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