ここ数ヶ月間に数千人の鉄道労働者が世界各地でストを実施し、民営化、アウトソーシング、労働条件改悪反対を訴えた。
フランス
フランスでは、CGT、UNSA、CFDT、FOが年金・賃金・労働条件の切り下げや労働組合権の制限に抗議し、行動を起こした。50日目となる1月24日、鉄道労働者が全国デモに加わる予定だ。
インド
インドでは、1月2日~7日に全インド鉄道員連盟(AIRF)がストを実施した。AIRFは鉄道省の「インド鉄道の再建」計画に反対している。民営化が導入され、数百人の雇用が奪われる可能性があるからだ。
ITFに加盟する南西鉄道マズドア組合(SWRMU)、北西鉄道労組(NWREU)、西部鉄道労組(WREU)、および全国鉄道マズドア組合(NRMU)もAIRFのストに加わった。
英国
英国では、RMTがワンマン列車導入阻止を目指す安全運行キャンペーンを引き続き実施している。既に昨年末にロンドン周辺で27日間のストを実施、今年もさらなる行動を計画している。
「全ての人のための安全な列車」を推進するRMTの運動の一環として実施されているこのキャンペーンは、乗務員だけでなく、駅員、エンジニア、清掃員、保守作業員など、安全に直結する鉄道労働者を守るための運動だ。各国の鉄道事業者がワンマン運行の導入を模索する中で、ITFはRMTの活動を支援することを約束している。
ITF鉄道部会のデビッド・ゴーブ議長は次のように語った。「今年の冬は鉄道労働者の不満が溢れていた。しかし、国境や部門を超えた連帯・支援で我々の心は温められた」
「我々の世代が次世代を犠牲にしてはならない。我々には世界共通の価値観がある。より公正で人間味あふれる世界を目指して、毎日闘う」
パキスタン
パキスタンでは、今週、鉄道労働者が複数の都市で抗議運動を実施し、鉄道当局に要求承認を求めた。
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