世界中のオーストラリア大使館や領事館、オフィス前や港において行われた抗議行動を通じ、労働者はオーストラリア内航海運の再活性化と、5月18日の連邦選挙での政権交代をオーストラリアの有権者に呼びかけた。
「今日の国際行動日により、雇用を守り、オーストラリアの内航海運を守るオーストラリア人船員の闘いに連帯する覚悟が世界中の交運労働者にあることが示された」と
ITFカボタージュ・タスクフォースの議長を務めるジェームズ・ギボンは述べる。
「オーストラリアの現政権が規制緩和により、オーストラリアの内航海運に便宜置籍(FOC)船が従事することを許可した結果、数千人ものオーストラリア人船員の雇用が失われたのだ」
「オーストラリアの内航海運の運命がこの選挙にかかっていて、有権者には明確な選択肢が提示されている。オーストラリア人船員が乗り組む戦略的な内航海運を、規制のもとに強化することを約束する政党を選ぶか、それとも内航海運の衰退を積極的に支持する政党を選ぶのか、選択肢は極めてシンプルだ。国民は国民を支援する政党を選ばなくてはならない」とギボン議長は語った。
チリ、ドイツ、カナダ、フィリピン、インド、米国、ポーランド、ノルウェーなど、世界中の船員、港湾労働者、その他の海事労働者が、オーストラリアの内航海運を守るためには、政権交代が必要であるという明確なメッセージを発信した。
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ITF会長を務めるオーストラリア海事組合のパディ・クラムリン全国書記長は、今日世界各地で行われた国際抗議行動を振り返り、次のように述べた。「世界中の何千人もの交運労働者がこの国際行動日に参加したという事実が正にこの闘いの重要性と、オーストラリアの内航海運を守ることが世界にとっても重要であることを示している」
「世界中の人々が我々に味方している。オーストラリア内航海運を守ることがオーストラリア人船員の雇用の保護と、船籍をオーストラリア籍に戻すことにつながり、ひいてはカボタージュを守る世界の闘いにも資することを知っているからだ。今こそ、政権交代を実現し、規則を塗りかえ、オーストラリアの内航海運を保護すべき時だ」とクラムリン全国書記長は締めくくった。
Contact: Luke Menzies | +61 (0) 433 889 844 | menzies_luke@itf.org.uk
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