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ノルウェーのオスロで、食品デリバリー会社、フードラの配達員100名以上のが、団体協約(CBA)に合意することを会社に求め、ストを打っている。
このストの一環として、Fellesforbundet労組に加入する配達員は、配達員のための炊き出しを行い、市中心部で自転車の無料修理サービスを提供した。
Fellesforbundet労組のストライキ委員会は声明文の中で次のように述べた。「海外メディア、外国の配達員、一般市民など、あらゆる人々から驚くほどの支援を受け、感謝しています。私たちがやっていることは、労働者の権利擁護という大きな闘いの中のほんの小さな闘いに過ぎませんが、こうした小さな闘いを積み重ねることこそが正しい道なのです」
Fellesforbundet労組はこの夏、フードラ社との団体交渉を開始したが、交渉も調停も失敗し、8月20日にストに打って出た。
配達員は会社に特に以下を求めている:
- 3年間凍結されている賃金をインフレ分も加味して引き上げる。
- 自転車やスマートフォンなどの私物を仕事で使用することに対する適切な補償を行う。
- 配達員が日々直面するリスクに備えるための十分な研修を提供し、安全計画を策定する。
‘「組合員の配達員は仕事が大好きなので、公正な条件の下で同じ仕事を続けたいと願っています。このストは、ノルウェーのフードラ配達員だけでなく、いかなる国のいかなる配達員にとっても、また、いわゆるプラットフォーム経済の労働条件と労働者の権利に不安をもっている全ての人にとっても重要なものです。右の口座に寄付金をご送金頂ければ、ストに参加中の配達員を直接支援して頂けます: IBAN:NO3790012351495 BIC(SWIFT):SHEDNO2」と組合の声明文は締めくくった。
ノルウェーでのこの行動は、各国で劣悪な労働条件に抗議して配達員が立ち上がり出す大きな潮流の一環と考えられる。最近ではベルギーでもデモが行われ、オーストラリアでは配達員のアライアンスが立ち上がった。
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