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ナミビアが仕事の世界における暴力及びハラスメントの撤廃に関するILO第190号条約を批准したことを歓迎する。これにより、我々は男女平等とあらゆる労働者の保護という目標に一歩近づいた。
ILO第190号条約は、仕事の世界における暴力やハラスメントの撤廃に焦点を当てた初の国際労働基準である。職場で危険と向かい合わせの交通運輸労働者にとって、この条約は特に関連性が高い。暴力やハラスメントが日常生活の一部となっているという女性労働者の声をよく聞く。より多くの国が第190号条約を批准することで、あらゆる労働者にとって働きやすい、ジェンダーに基づく暴力のない交通運輸産業が実現し、この男性支配的な産業により多くの女性労働者が採用、維持されることを望む。
男女の格差を明るみにした、このコロナ禍において、ナミビア政府が第190号条約に批准したことは特に意義がある。批准は「ジェンダーに基づく暴力に対する16日間のキャンペーン」の最終日の前日に行われた。
今、職場での暴力・ハラスメントに反対する機運が高まっている。第190号条約の策定には世界中のITF加盟組合や女性活動家が関わった。ITFは引き続きこれらの人々を支援する。より多くの国の批准が実現し、団体交渉を通じて安全な職場が勝ち取られることを期待する」
ジョディ・エバンスITF女性・ジェンダー平等部長
ナミビアは、ウルグアイ、フィジー、アルゼンチンに次ぐ4番目の批准国。条約は2021年6月25日に発効する。