Skip to main content

ナミビアのILO第190号条約批准を歓迎する

ニュース 14 Dec 2020

 ナミビアが仕事の世界における暴力及びハラスメントの撤廃に関するILO190号条約を批准したことを歓迎する。これにより、我々は男女平等とあらゆる労働者の保護という目標に一歩近づいた。

 ILO190号条約は、仕事の世界における暴力やハラスメントの撤廃に焦点を当てた初の国際労働基準である。職場で危険と向かい合わせの交通運輸労働者にとって、この条約は特に関連性が高い。暴力やハラスメントが日常生活の一部となっているという女性労働者の声をよく聞く。より多くの国が第190号条約を批准することで、あらゆる労働者にとって働きやすい、ジェンダーに基づく暴力のない交通運輸産業が実現し、この男性支配的な産業により多くの女性労働者が採用、維持されることを望む。

  男女の格差を明るみにした、このコロナ禍において、ナミビア政府が第190号条約に批准したことは特に意義がある。批准は「ジェンダーに基づく暴力に対する16日間のキャンペーン」の最終日の前日に行われた。

 今、職場での暴力・ハラスメントに反対する機運が高まっている。第190号条約の策定には世界中のITF加盟組合や女性活動家が関わった。ITFは引き続きこれらの人々を支援する。より多くの国の批准が実現し、団体交渉を通じて安全な職場が勝ち取られることを期待する」

 

ジョディ・エバンスITF女性・ジェンダー平等部長

 

ナミビアは、ウルグアイ、フィジー、アルゼンチンに次ぐ4番目の批准国。条約は2021625日に発効する。

現場の声

ニュース 28 Jun 2024

チリの労働運動に大きな打撃

 国際運輸労連 (ITF) はチリの全国鉄道旅客貨物輸送労連 (FNTF) のホセ・ ボニン委員長の死去にショックを受け、悲しみに暮れている。  ボニンは 6 月 20 日未明、列車二台の正面衝突事故の犠牲となった。銅 1,346 トンを積載した貨物列車を運転していた。  初期の報道によると、チリ国鉄 (EFE) の試運転列車と私鉄フェパサの貨物列車が衝突した。  ITF のスティーブ
ニュース 記者発表資料 10 Jun 2024

不透明な船籍ビジネスの代償を払わされる船員

紅海で発生した事件は、「便宜置籍船」の増殖を許すことの危険性を示している。 ITF マリタイム・コーディネーターの ジャクリーン・スミス – アルジャジーラ による報道。 4 月 13 日、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍部隊が、ホルムズ海峡でポルトガル船籍のコンテナ船、 MSC アリエス号を拿捕し、乗組員を拘束した。本船はスイスに本社を置くメディタレニアン海運会社が、イスラエルの大富豪エアフ
ニュース 06 Jun 2024

「組合か仕事かどちらかを選べ」と言われた港湾労働者たち

 トルコの港湾労働者は、敵対的な使用者から、自ら組合を選んで加入する権利を攻撃されている。  ボルサン港の港湾労働者は 3 月、港湾労組の リマン・イシュ に加入した。使用者のボルサン・ロジスティック AS はこれを受け、 6 人を解雇した。この6人はその後、地元の政治家の介入により、復職した。  5 月 21 日、同社は労働者が自ら選んだ組合に加入する権利を尊重するという約束を反故にし、 37