Skip to main content

ジャカルタの組合活動家がハチソン警備員から暴行を受ける

ニュース 記者発表資料 22 Aug 2019

 リオ・ウィジャヤは、ハチソンの警備員、ヤセル・アラファトが自分のことを探していると聞き、8月20日現地時間16時30分頃に警備室を訪れた。ウィジャヤが入室した途端、複数の警備員から暴行を受け、病院に運ばれ、打撲と怪我の治療を受けた。

 SPJICTのモハマド・ファーマンシャ書記長はこの暴行事件を激しく非難し、全面的な捜査を要求した。「会社の警備室がSPJICT組合員に暴行を加える場になってはならない。攻撃の動機を明らかにする必要がある。事件が全面的に解決するまで、追求を続ける」

 事件前、組合員の車が発砲される等、ジャカルタ港の組合活動家は前例のないレベルの脅迫や嫌がらせを受けていた。世界の港湾労働者を組織する国際運輸労連(ITF)は、状況を注視しながら、暴力に直面する全ての労働者に連帯を表明した。

 ITF港湾部会のエンリコ・トルトラノは、「ハチソン・ジャカルタの勤勉で平和的な組合活動家、リオ・ウィジャヤに対する今回の攻撃は許されるものではなく、労働者の基本的権利に対する侵害である。ITFや国際労働組合運動はこのような暴力を決して許さない。ハチソンは労働者を尊重し、ITFの重要な加盟組合であるSPJICTを含む、全てのターミナルの労働組合と建設的な関与を行うべきだ。また、今回の暴行事件について、迅速に対応すべきだ」と述べた。

 ジャカルタを訪問中のITF港湾部会アジア太平洋地域担当者は、「脅迫の戦術は我々の連帯を深めるだけだ。国際労働組合運動は、民主的な労働組合やその組合員に対する攻撃を許さない。インドネシアで長年失われていた、結社の自由と団結権に対する信頼を回復するために、正義を確保しなければならない」と述べた。

 

Post new comment

Restricted HTML

  • Allowed HTML tags: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • Lines and paragraphs break automatically.
  • Web page addresses and email addresses turn into links automatically.

現場の声

ニュース 28 Jun 2024

チリの労働運動に大きな打撃

 国際運輸労連 (ITF) はチリの全国鉄道旅客貨物輸送労連 (FNTF) のホセ・ ボニン委員長の死去にショックを受け、悲しみに暮れている。  ボニンは 6 月 20 日未明、列車二台の正面衝突事故の犠牲となった。銅 1,346 トンを積載した貨物列車を運転していた。  初期の報道によると、チリ国鉄 (EFE) の試運転列車と私鉄フェパサの貨物列車が衝突した。  ITF のスティーブ
ニュース 記者発表資料 10 Jun 2024

不透明な船籍ビジネスの代償を払わされる船員

紅海で発生した事件は、「便宜置籍船」の増殖を許すことの危険性を示している。 ITF マリタイム・コーディネーターの ジャクリーン・スミス – アルジャジーラ による報道。 4 月 13 日、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍部隊が、ホルムズ海峡でポルトガル船籍のコンテナ船、 MSC アリエス号を拿捕し、乗組員を拘束した。本船はスイスに本社を置くメディタレニアン海運会社が、イスラエルの大富豪エアフ
ニュース 06 Jun 2024

「組合か仕事かどちらかを選べ」と言われた港湾労働者たち

 トルコの港湾労働者は、敵対的な使用者から、自ら組合を選んで加入する権利を攻撃されている。  ボルサン港の港湾労働者は 3 月、港湾労組の リマン・イシュ に加入した。使用者のボルサン・ロジスティック AS はこれを受け、 6 人を解雇した。この6人はその後、地元の政治家の介入により、復職した。  5 月 21 日、同社は労働者が自ら選んだ組合に加入する権利を尊重するという約束を反故にし、 37