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アラブ世界地域が戦略的方向性を設定

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今日ITFはヨルダンのアンマンでアラブ地域運営委員会を開催した。アラブ地域全体から指導者が集まり、シンガポール大会で合意された3つの戦略的方向性(成長、革新的キャンペーン、地域およびグローバル政策に影響を及ぼす)の実施について議論した。

第一の方向性の関連では、アラブ世界は加盟組合の数の面で、今最も急成長している地域である。シンガポール大会以前の時期に絶えず成長を続けた結果、アラブ地域が独自の地域として認識され、独自のガバナンス機構をもつことを認められた。また、域内各国でITF加盟組合の影響力が高まり、厳しい政治状況にもかかわらず、域内の連帯メカニズムが構築されるなどの大きな成果が見られている。

ITFのロブ・ジョンストン書記次長は、運営委員会の冒頭で、「今日、私たちが策定する活動計画がアラブ地域に変化をもたらしており、その結果、域内の労働者や組合からのITF加盟に関する問い合わせが増えている。今日の運営委員会は、既に確立された強固な基盤の上にさらに積み重ねていく機会だ」と述べた。

第二の戦略的方向性は革新的キャンペーンだが、地域では既にいくつかの優先事項が確立され、成功している。多くの組合が厳しい状況での活動を余儀なくされる中、急速な進歩が見られている。

ビラル・マラカウィ・アラブ地域部長は次のように述べた。「ITFは、アラブ地域の加盟組合に自らの将来を方向付ける力を授けてくれた。これにより、加盟組合は当事者意識をもって運動を展開できるようになった。新たなインフラ整備や資源への投資をアラブ地域でしてもらえることは、この地域が達成してきたことと、地域の決意が実を結んだことの表れだ。今日の運営委員会から、アラブ地域全体に向け、ITFがアラブ地域の可能性と、それを実現するための共同責任を認識しているという力強いメッセージを発信したい」

アラブ地域独特の力学が確実に理解され、グローバルレベル、地域レベル、レベルで将来、規制が設けられる際に必ず考慮されるようにすることも運営委員会の議題に上った。アラブ地域の組合指導者は、ITFの代理であらゆるレベルの政策決定に既に影響を与えており、特に女性、若者、仕事の未来などの主要分野に重点を置いている。アラブ地域はITF全体で最も若い組織人員が多い地域であり、青年が出す新しいアイディア活動を奨励することは、労働運動全体に利益をもたらすものに他ならない。

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