ITF船員部会および港湾部会は、2019年11月4日に家族や友人に見守られながら永眠したニュージーランド海事連合(MUNZ)のデイブ・モーガン元委員長を追悼した。
ロンドンで開催されたITF公正慣行委員会(FPC)運営委員会(SG)に参加した世界各国の船員・港湾労組の代表者は一分間の黙祷を捧げ、国際労働組合運動にとって大きな損失となる彼の死を受け止めた。
MUNZのジョー・フリートウッド書記長は、並外れた粘り強さをもつ指導者かつ強固な決意をもった組合活動家であり、国際主義者でもあり、国際連帯を強く信奉していたモーガン元委員長について次のように語った。
「デイブは労働組合運動の真の巨人と言える人物だった。旧ニュージーランド船員組合(SUNZ)委員長およびMUNZ初代共同委員長としての彼の功績と献身は、我々の心に残り続けるだろう」
デイブの訃報を受けた世界各国のITFファミリーから弔辞が次々と寄せられている。
ITFのパディ・クラムリン会長兼港湾部会議長は次のように語った。「職務に忠実な真の船員であり、国際労働運動を率いる進歩的なリーダーだった。同時に、社会正義と平和を粘り強く擁護する活動家であり、家庭人でもあり、また家族をもたない人々の家族たらんと努力した人だった。彼の妻、マギーや彼の親族、友人、ジョー・フリートウッドMUNZ書記長、MUNZの全組合員に心からお悔やみを申し上げる」
ITFのスティーブ・コットン書記長は次のように語った。「ITFのアジア太平洋地域で重要な役割を果たした。この地域が世界全体とどう関わるべきかについて明確なビジョンを持っていた。デイブが組合員の中でもとりわけ世界中の船員や港湾労働者のために献身的に努力したことは称賛に値する」
ITFのデイブ・ハインデル船員部会議長は次のように語った。「世界の船員、特にニュージーランドの船員の権利擁護に努めた。デイブと彼の親友、ジョン・フェイは、我々の世代の師匠だった。温かいハートと明晰な頭脳、ユーモアのセンスは人々の心に残り続けるだろう」
ITFは彼の多大なる貢献に敬意を表する。