Skip to main content

世界の船員サポートのため、新型コロナマップを作成

ニュース 08 Apr 2020

ITFはこのほど、新型コロナウィルスの影響で出入国が制限されている世界中の国や港を示すマップ(地図)を公開した。

140名のITFインスペクターと連絡担当ネットワークから得たデータに基づいて作成されたこのマップは、この危機の影響を激しく受けている世界中の何千人もの船員にとって重要な情報源となるだろう。

現在、各国の政府が自国に入港してくる船舶や乗組員に様々な制限を課しているため、この地図の存在により、ユーザーは最新の情報を得ることができる。 

ITFインスペクターのコーディネーターを務めるティーブ・トラウズデールは、次のように述べている。「新型コロナウィルス危機により、世界中で働く船員たちが非常に独特の脆弱な立場に置かれている。船員は自宅から何マイルも離れて働いているため、役に立つ有益な情報を殆ど得られていない」

「このマップは、今回の危機で苦労する船員ひとりひとりに対し、ITFができる限りの力を尽くして講じている様々な支援策の一環として作成された。深刻な問題を抱えている船員は、このマップを利用して、まず最寄りのITFインスペクターや連絡担当ネットワーク・コーディネーター、またはITFの船員サポート専任チームに連絡して欲しい」

船員サポート専任チームは、seafsupport@itf.org.ukや、WhatsApp / Viber +44 7523 515097Facebook @itfseafarerssupportから連絡可能。

Post new comment

Restricted HTML

  • Allowed HTML tags: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • Lines and paragraphs break automatically.
  • Web page addresses and email addresses turn into links automatically.

現場の声

ニュース 28 Jun 2024

チリの労働運動に大きな打撃

 国際運輸労連 (ITF) はチリの全国鉄道旅客貨物輸送労連 (FNTF) のホセ・ ボニン委員長の死去にショックを受け、悲しみに暮れている。  ボニンは 6 月 20 日未明、列車二台の正面衝突事故の犠牲となった。銅 1,346 トンを積載した貨物列車を運転していた。  初期の報道によると、チリ国鉄 (EFE) の試運転列車と私鉄フェパサの貨物列車が衝突した。  ITF のスティーブ
ニュース 記者発表資料 10 Jun 2024

不透明な船籍ビジネスの代償を払わされる船員

紅海で発生した事件は、「便宜置籍船」の増殖を許すことの危険性を示している。 ITF マリタイム・コーディネーターの ジャクリーン・スミス – アルジャジーラ による報道。 4 月 13 日、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍部隊が、ホルムズ海峡でポルトガル船籍のコンテナ船、 MSC アリエス号を拿捕し、乗組員を拘束した。本船はスイスに本社を置くメディタレニアン海運会社が、イスラエルの大富豪エアフ
ニュース 06 Jun 2024

「組合か仕事かどちらかを選べ」と言われた港湾労働者たち

 トルコの港湾労働者は、敵対的な使用者から、自ら組合を選んで加入する権利を攻撃されている。  ボルサン港の港湾労働者は 3 月、港湾労組の リマン・イシュ に加入した。使用者のボルサン・ロジスティック AS はこれを受け、 6 人を解雇した。この6人はその後、地元の政治家の介入により、復職した。  5 月 21 日、同社は労働者が自ら選んだ組合に加入する権利を尊重するという約束を反故にし、 37