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リバプール、北西イングランド、ウェールズを管轄するITFインスペクターのトミー・モロイが英国のリバプールで行われた現代の奴隷労働に抗議する大きなイベントに参加した。
マージーサイド州に所在する海事・国際奴隷博物館において、英国国境隊が主催した2日間のイベントは、英国の反奴隷制度の日を記念して行われ、現代の奴隷労働の犠牲者の講演の他、慈善団体、非政府組織、ITFなどの代表者の講演も行われた。
モロイ・インスペクターは船の査察中に撮影した写真を見せながらインスペクターの仕事について講演し、一般参加者からの質問も受けた。
「現代の奴隷労働の犠牲者に関する認識は高まっているが、船員が搾取されている実態については、一般市民は殆ど知らされていない。だからこそ、そうした問題を発見した際には、国境隊や政府機関と緊密に協力し、問題の実態を暴露し、再発の防止に努めることがインスペクターの役割だ。 このようなイベントが、現代の船員業の暗い側面に光を当てるきっかけになる」とモロイ・インスペクターは述べた。
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