Skip to main content

DPワールドと闘うオーストラリアの港湾労働者を世界の組合が支援

ニュース 記者発表資料

 中東、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、太平洋の何百万人もの労働者を組織する組合は、ドバイの港湾オペレーター、DP ワールドに書簡を送り、オーストラリアの港湾労働者に対する不当な扱いが、世界各国の良好な労使関係を脅かしてると訴えた。

 また、オーストラリアの港湾労働者の権利と労働条件に対するDPワールドの攻撃を見過ごすことはないとし、交渉のテーブルに戻るよう、DPワールドに要請した。

 世界の交通運輸労働者1,850万人を組織する国際運輸労連(ITF)も、DPワールド・オーストラリアの行動を非難している。

 ITFのジャクリーン・スミス海事コーディネーターは次のように述べた。「世界の組合はDPワールド・オーストラリアの行動に驚愕し、各国のDPワールド経営に、このような攻撃は各国の良好な労使関係を脅かすものだと警告した」

 「争議をエスカレートさせているのはDPワールドだ。所得保障に対する攻撃や、外注・自動化による脅しに始まり、今やMUAとの協議を通じて強制解雇ではなくシフト変更で雇用削減を緩和することを拒否している」

 「熟練港湾労働者を犠牲にし、低賃金で未組織の請負業者に業務を外注しようとするDPワールドの試みをITFは強く非難する。これは紛れもない組合つぶしだ」

 ITF港湾部会副議長を務めるウイリアム・アダムスILWU委員長も、DPワールド・オーストラリアを非難し、次のように述べた。

 「オーストラリアのターミナルを自動化しようとするDPワールドの試みは世界中で非難されている。自動化に関する条項は、労働者の保護と再教育を確保する上で、世界の港湾労働者を組織する労働組合にとっての優先事項だ」

 「カナダと米国のILWUの最近の争議が示す通り、労働者の保護と自動化に関する労使の交渉プロセスを定めた相互合意に基づく和解が今では一般的だ」

 「外注と自動化はどちらも生産性と収益性に多大な財務的影響を与え、また労働者とそのコミュニティーに大きな社会的および地域的影響を与える。組合との協議を蔑ろにしようとするあらゆる試みは、世界の港湾労組により拒絶されるだろう」

 「世界の港湾労働者は団結し、雇用と労働条件を脅かすいかなる企業に対しても闘いを続ける。今、DPワールドが我々の視界に入っている」

現場の声

ニュース

英国の鉄道の再国営化:労働組合の声

労働党政権による鉄道再国営化の決定は、民営化という世界的な潮流からの重要かつ歓迎すべき転換である。再国営化は「第 4 次鉄道パッケージ」等の EU 指令に組み込まれた EU の政策アジェンダとの決裂をも意味する。  この政策転換は、 ITF 加盟鉄道労組-全英鉄道海事交運労組( RMT )、機関車技師・機関助手協会( ASLEF )、交通運輸従業員組合( TSSA )-