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ALSAは英国企業、ナショナル・エクスプレス社の子会社であり、複数の国で同社の労働者に対する処遇が論争を呼んでいる。今週、スペインのCCOOやUGT、アメリカのチームスターなど、ALSAの労働者を組織するITF加盟組合から成る国際代表団がマラケシュを訪問し、UMTを支援すべく、会社のとの対話を開始した。
ALSAと代表団の会議は7月24日に予定されていたが、会社の経営陣は会議の日取りを勘違いしていたと言い張り、土壇場になって会議をキャンセルしてきた。UMTと支援に駆け伝えるけていたITF加盟組合は、ITFとともに、ALSAがモロッコの労働者と対話をしようとしないことに失望している旨を伝える抗議文をALSA本社に持参した。
これを受け、ITFのビラール・マラカウィ・アラブ地域部長は次のように述べた。「ALSAは、『他の地域の労働者に比べ、モロッコの労働者は重要ではない』といった誤ったメッセージをモロッコの労働者に送ってしまっている。しかも、労使対話を避けるために私たちとの会議をキャンセルするなど、もっての外だ」
「実際、UMT支援のために国際的なITF代表団がマラケシュに赴いたことで、他の国のALSA労働者にとってもまた、会社が労使関係を回避しようと思ったら何をしかねないかが明確になった。ITFと加盟組合は、モロッコの労働者が欧州や北米の仲間と同様、労働組合権を享受できるようになるまで、支援を続ける」
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