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先週、カナダのモントリオールで世界250万人強の路面運輸労働者を代表するITF路面運輸部会運営委員会が開催され、民営化、規制緩和、自由化に対する取り組みの決意を新たにした。
世界の路面運輸労働者は今、新しい搾取的な雇用形態や、基本的権利や労働条件に対する攻撃に立ち向かい、公正な待遇を求めて闘っている。
ITF路面運輸部会議長に就任した米チームスター労組のジェームズ・ホッファ委員長は、路面運輸労働者のより良い未来を確保するためにITF加盟組合が共に取り組むべき問題に焦点を当て、活発な行動を呼びかけた。
「国際連帯の意義はかつてないほど大きい。労働者が懸命に勝ち取った条件・権利を攻撃する多国籍企業に立ち向かうためには、組合の団結が不可欠だ」
「企業の力の増大と労働者の権利弱体には相関関係がある。路面運輸部門でもドライバーの賃金は低下し、雇用は増々不安定になっている」
ITFのノエル・コード内陸運輸部長は路面運輸部会の優先課題について次のように語った。「企業の権力やエリート主義に立ち向かうためには、ITF路面運輸部会の活動が不可欠だ。特にサプライチェーンのトップに君臨する多国籍企業に、貨物を運んでいる何百万人もの労働者の労働条件や安全衛生の責任を負わせなければならない」
委員会では、搾取やソーシャル・ダンピングの阻止、サプライチェーンの経済的使用者の責任追及、世界的なセーフ・レート(安全を確保する賃金・運賃)の設定、安全基準の引き上げ、多国籍企業の国際基準遵守が優先活動として確認された。
また、次の新委員が承認された。
- 米国議長:ジョン・サミュエルセン米交通運輸労組(TWU)委員長
- カナダ議長:レン・ポワリエUnifor路面運輸部長
- アジア太平洋地域青年代表:アニタ・ローゼントレター(ファースト・ユニオン)
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