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加盟組合の皆様への2024年新年のご挨拶

ニュース 24 Jan 2024
https://youtu.be/AtvoSIsy1FE

ITFチーム全体を代表して、2024年の新年のご挨拶を申し上げます。

10年前、ソフィアで書記長に選出された際、私はITFITFメンバーの皆さんから多くのエネルギーを頂いていると申し上げました。併せて、労働者の権利を断固として擁護し続け、すべての交運労働者が声を上げられるよう活動するための力と決意もITFは皆さんから頂いています。

今日でも皆さんの力と決意が衰えていないことを私は知っています。また、ITFの力も衰えてはいません。 

非常に厳しい道のりであったことは否めません。

悲劇的な紛争、気候危機、コロナ禍、世界経済の低迷の中で、交通運輸労働者の生活は大きな影響を受けてきました。

その中で、私たちは一丸となり、目的を見失わずにきました。ITFは皆さんのために運動を展開し、コロナ禍で犠牲を払ってきた皆さんが受けるにふさわしい保護と評価を求め、皆さんの声が今後も交通運輸セクターの未来を確実に形成できるよう努力してきました。

あらゆる困難の中で、ITFは、陸、海、空の全セクターで皆さんの権利を支援し、主張し、保護するよう努めてきました。どのような状況であれ、今後もITFは確実に皆さんのための組織であり続け、この先何が待ち受けていようと、立ち向かう覚悟です。

2024年はITFの世界大会が開催されます。今年は歴史的な年で、一丸となって大きなことを成し遂げられると確信しています。

アラブ地域初の大会です。10月に皆様をお迎えできることを、アラブ地域のITF関係者が心待ちにしています。

また、困難な状況の中、精力的に働き、各種総会の開催に奔走してくれた世界中のITF職員は今、最高の世界大会を実現すべく、懸命に準備を進めています。

総会は3月のアフリカ地域総会を残すのみとなり、順調に開催されてきました。各総会で皆さんから頂いたご意見は、ITF活動の方向性を形作る上で貴重なものであり、今後数カ月の間に皆さんからさらに多くのご意見を伺えることを期待しています。

大会の招待状は、間もなく発送する予定ですので、できるだけ早く代表団を登録して頂くようにお願いします。

ITF書記長としてこの10年、交運労働者が直面する課題を理解し、議論に参画し、運動を率いることができたことは光栄です。新年を迎えましたので、この前進を続け、書記長としてもう一期再選を目指すことを正式に表明する良い機会だと思いました。

私たちを取り巻く世界は劇的に変化しましたが、私の役割とITFの目指すものは変わりません。

このことを念頭に、マラケッシュ大会後の5年間のビジョンについても一言述べたいと思います。

ITFチームは、各種総会やその他の会議を通じ、皆さんの声に耳を傾けながら、皆さんが直面する現実を反映した活動計画に取り組んでいます。同時に、ITF内部でも、皆さんから付託された任務を果たすべく、これまで以上に万全を期そうと努力しています。

未来を考える時、ITFが加盟組合のための組織であることを今一度思い起こしてください。

2014年のソフィア、そして2018年のシンガポールを経て、ITFは組織としての可能性を最大化するために自らに挑んできました。現在、ITFを成長させ、皆さんの力を継続的に高めるため、文化面や組織面での改善を先手を打って行っており、これまで以上に皆さんと連携でき、包摂的なグローバル組織となる取り組みを実施中です。今後の世界に対応するため、ITFは、機敏性と多様性に富み、誰にとってもアクセスしやすく、現在と未来の交運労働者と組合指導者に貢献できる組織でなければなりません。 

皆さんからご意見を伺えることや、大会で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

現場の声

ニュース 28 Jun 2024

チリの労働運動に大きな打撃

 国際運輸労連 (ITF) はチリの全国鉄道旅客貨物輸送労連 (FNTF) のホセ・ ボニン委員長の死去にショックを受け、悲しみに暮れている。  ボニンは 6 月 20 日未明、列車二台の正面衝突事故の犠牲となった。銅 1,346 トンを積載した貨物列車を運転していた。  初期の報道によると、チリ国鉄 (EFE) の試運転列車と私鉄フェパサの貨物列車が衝突した。  ITF のスティーブ
ニュース 記者発表資料 10 Jun 2024

不透明な船籍ビジネスの代償を払わされる船員

紅海で発生した事件は、「便宜置籍船」の増殖を許すことの危険性を示している。 ITF マリタイム・コーディネーターの ジャクリーン・スミス – アルジャジーラ による報道。 4 月 13 日、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍部隊が、ホルムズ海峡でポルトガル船籍のコンテナ船、 MSC アリエス号を拿捕し、乗組員を拘束した。本船はスイスに本社を置くメディタレニアン海運会社が、イスラエルの大富豪エアフ
ニュース 06 Jun 2024

「組合か仕事かどちらかを選べ」と言われた港湾労働者たち

 トルコの港湾労働者は、敵対的な使用者から、自ら組合を選んで加入する権利を攻撃されている。  ボルサン港の港湾労働者は 3 月、港湾労組の リマン・イシュ に加入した。使用者のボルサン・ロジスティック AS はこれを受け、 6 人を解雇した。この6人はその後、地元の政治家の介入により、復職した。  5 月 21 日、同社は労働者が自ら選んだ組合に加入する権利を尊重するという約束を反故にし、 37