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2024年4月24日配信
国際運輸労連(ITF)は、今日(2024年4月24日)、創設100周年大会を開催する全インド鉄道員連盟(AIRF)に祝辞を述べる。
AIRFの100年にわたる歩みは、1974年に170万人の鉄道員が20日間にわたるストライキを実施するなど、苦闘の末に勝ち取った成果に満ち ている。
このストライキは政治問題へと発展し、インドの労働者運動に新たな前例を生み出した。
ITFのノエル・コード内陸運輸部長は、次のように述べた。「AIRFが100周年を迎えることは大きな誇りだ。110万人を超えるインドの鉄道員と全国の労働組合を束ねることは決して容易なことではない。しかし、最大の功績は、100年にわたり、すべての関係者からの信頼を築き上げ、良い時代も悪い時代も、労働者を支援する組織として、AIRFが絶対的な信頼を得てきたことだ。それは偉大な義務だったが、インドの鉄道員が抱える将来の課題や機会を乗り切っていく上で、AIRFが引き続き果たしていくべき義務でもある」
ITFのスティーブ・コットン書記長は、次の ように述べた。「ITFはAIRFの、この素晴らしい偉業に連帯の言葉を送るとともに、AIRFの仲間とともにこの記念日を祝いたい。しかし、闘いは終わっていない。モディ政権による労働組合への攻撃を放置してはならない。確定年金制度の復活に向けた積極的な動きが見られないことは、現実に存在する問題であり、当然のことながら、労働者の抗議行動を引き起こしている。AIRFは、メーデー(国際労働者の日)に開始予定の年金制度復活を求める無期限ストライキを実施する準備を進めているが、ITFはこの闘いに連帯したい」
メモ:
- AIRFは1924年に設立され、現在ニューデリーで第100回年次大会(AGM)を開催している。