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委員長の訪問に先立つ今年2月、カナダ国内では、カナダ人船員がオーストラリア人の仲間たちに連帯する取り組みを行った。SIUカナダの組合員100人以上が、オタワとトロントのオーストラリア大使館前に結集し、雇用保護に不可欠なカボタージュ法の強化をオーストラリア政府に訴えた。
ITFのカボタージュ・タスクフォースの議長を務めるギブン委員長は、「カナダSIUは、ITFを通じて、世界中の資源を活用し、オーストラリア人船員を断固支援する。世界中の仲間を動員し、オーストラリア政府の怠慢と闘う」と語った。
オーストラリア訪問中、ギブン委員長は、これ以上の人員整理阻止と労働者保護の強化を求めて懸命に闘うオーストラリア海事組合(MUA)組合員に対する挨拶の中で、次のように述べた。「MUA指導部は、“オーストラリア海運を守れ!”と題するキャンペーンを国内で開始したが、我々、国際労働組合運動もこれを支援するために腕を振るう」
SIUカナダは現在、オーストラリア人船員を支援するための世界統一行動日を呼び掛けている。
「オーストラリア人船員軽視を非難するために、世界中で一斉に行動を起こす時が来た」とギブン委員長は訴える。
ITFは引き続きオーストラリア国内の活動を支援し、カボタージュ法強化の実現を目指す。一方、カナダでは、SIUカナダが、カナダ・スチームシップ・ラインにオーストラリア人船員の活用を引き続き訴える。
「仲間を支援することで、我々の産業は強くなる。労働者を守り、産業を守ることは、海事組合のリーダーとしての我々の義務だ。ITF全体がオーストラリアに注目している。我々は決してあきらめない」
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