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国際運輸労連(ITF)、国際海事使用者委員会(IMEC)、国際海運会議所(ICS)、シンガポール海事港湾庁(MPA)、シンガポール海運協会(SSA)、シンガポール商船職員組合(SOMU)、シンガポール船員組合(SOS)の共同声明
マニラのIMEC-ITF検疫プロジェクトが「クルーセーフ」に認定される
「シンガポール海運官労使アライアンス・レジリエンス(SG-STAR)基金」は、国際運輸労連(ITF)、国際海事使用者委員会(IMEC)、国際海運会議所(ICS)等のグローバル・パートナーが参加する、初の官労使グローバル・イニシャチブだ。まずはフィリピンを皮切りに、海運国の関係者と共に、安全な船員交代を実現するための具体的対策を実施していく。
- SG-STAR基金には、最近、多くの国際機関(グローバル・マリタイム・フォーラム海運産業船員交代タスクフォース、INTERTANKO、ノルウェー船主協会、世界海運評議会(WSC))や、7港の港湾当局(アブダビ、アントワープ、バルセロナ、ハンブルク、ロッテルダム、シネス、バンクーバー)が加わった。
- (シンガポール船主協会(SSA)が主導し、シンガポール海事港湾庁(MPA)、シンガポール商船職員組合(SMOU)、シンガポール船員組合(SOS)をメンバーとする)「G-STARファンド・タスクフォース(SFTF)」は、安全かつ拡張可能な船員交代の「コリドール(通路)」を確保するために、シンガポールモデルに基づき、「クルーセーフ」監査制度を開発した。この制度は、船員供給国の検疫、医療、清掃設備の品質検査を支援するものでる。(詳細は付録A)
- SFTFは、マニラ(フィリピン)のセント ・ジャイルス・ ホテルおよびマリオット・ホテルで最近立ち上げられたIMEC・ITF検疫プロセスや、マリオット・ホテルでノルウェー船主協会が実施している検疫プロセス、AMOSUP船員病院分子PCR研究所の監査を行う監査員を任命した。SFTFは、これら4つの施設(付録B参照)が、特に4つの「安全管理措置」を施し、「クルーセーフ」基準を満たしていると表明した。
- SFTFは、船員の検疫にタンパープルーフ(改ざん防止用)ウェアラブル端末を活用したり、交代要員の船員の書類手続きを迅速化したりすることを通じて、「クルーセーフ」監査制度の一層の拡充を検討している。
- MPAは監査員に認定された、これら4つの施設から乗船する船員の申請手続きを簡素化する。
- 「シンガポールは、安全な船員交代を促進する責任を真剣にとらえている。世界の官労使のパートナーと共に、コロナ下の船員交代問題の実務的解決に取り組めることを嬉しく思う。また、SG-STAR基金の「クルーセーフ」監査制度や他のプログラムが、アブダビ、アントワープ、バルセロナ、ハンブルク、ロッテルダム、シネス、バンクーバーの港湾当局のほか、グローバル・マリタイム・フォーラム海運産業船員交代タスクフォース、INTERTANKO、ノルウェー船主協会、世界海運評議会(WSC)等の国際機関によって、安全な船員交代を促進する国際的なイニシャチブとして認められたことを嬉しく思う。志を同じくする、より多くのパートナーに参加してもらいたい」とクア・レイ・フーン MPA長官は述べた。
- SFTF議長を務めるナチン・マーサーSSA理事は、「SFTFは安全かつ安定した施設を特定する「クルーセーフ」制度が国際的に認知されることを目指している。各国政府や国際機関に認知されれば、より多くの参加が実現し、国境を越えた船員の移動の問題が長期的に解決されるだろう」と語った。